本校を志す君へ

わたしたち東京綜合写真専門学校は1958年の創立以来半世紀、日本の写真界に有為の写真家を数多く輩出してきました。新聞や週刊誌などの報道分野、コマーシャルやファッション誌などの広告分野、その他さまざまな現場において本校の卒業生が大いに活躍しています。また国内の写真賞はもちろんのこと、国際的な写真コンペティションにいたるまで、毎年多くの受賞者が本校出身者から出ているのです。

これは創立から終始一貫して受け継がれてきた教育理念と、時代の潮流に柔軟に対応してきた実践的方法、この両方を合わせ持っていたからこその成果です。

わたしたちの教育理念は、どの学生にも創造的才能が潜在しているという観点に立脚しています。それをどのように引き出せば開花させられるのか、このことを絶えず考え、実行していくのがわたしたちの仕事なのです。

本校では、第一線で活躍している写真家や批評家の先生方に、その豊かな経験に裏打ちされた指導をお願いしています。先生一人ひとりが学生一人ひとりと正面から向き合い真摯に交流する過程において、彼らの潜在する才能が顕わになってくるのでしょう。
同時にまた、芸術家としての先生たち一人ひとりの強烈な個性を、体系的なカリキュラムにおいて反映させていくことによりそれが可能となっているとも言えるのです。

このように、一対一の指導というのが、本校のもっとも基本的な方針であり、個人と個人との交流を通して潜在している創造的才能を引き出すということが根幹にある教育理念なのです。

わたしたちはこのことを創立以来ひと時も手を抜くことなく実践し続けてきました。
わたしたちが願うのは、現代という不確かな地表にしっかりと足をつけ、遥かなる未来を見とおす姿勢と創造的ヴィションを備えた、真に個性的な写真家を送り出すことです。
そしてそのような写真家こそ、激動してやまぬ現代社会が要求している人材なのです。

わたしたちの教育はあらゆる意味で革新的であろうとし、また革新的であることそれ自体を伝統としています。本質的に伝統は単純に受け継がれるべきものではなく、創り出されていくべきものではないでしょうか。

本校を志す君たちには、そのことをしっかりと自覚したのち覚悟を新たにして、わたしたち東京綜合写真専門学校の門を叩いていただきたいと思っています。

_DSC0014