学科・カリキュラム
写真で生きるための、知識、技術、哲学・教養を学べる東京綜合写真専門学校
東京綜合写真専門学校の特色は、第一線で活躍する写真家、批評家が直接学生の指導にあたっていることにあります。これらの講師による特徴ある授業を通して、学生それぞれが自らのうちに潜在している可能性を自覚することができます。そして、写真関連の授業だけにとどまらない幅広いカリキュラムが学生の感性をより豊かに磨きあげます。
カリキュラムは、写真の歴史やしくみ、写真家について学ぶ「写真の知識」、実習を通して撮影の技術を学ぶ「撮影・表現の技術」、そして、現代美術や音楽論、映画論、心理学といった総合的な文化的教養を学ぶ「哲学と教養」の三本柱で構成されています。
また少人数のクラス担任制度のもとに、講師と学生との豊かなコミュニケーションを基本方針としています。そのため、本校は「報道写真コース」「商業写真コース」といった分野別カリキュラムは設定していません。これは学生ひとりひとりを尊重し、その雰囲気のなかで落ち着いて学ぶことのできる環境を目指しているからです。
「個性的な写真家を育成すること」これは本校が掲げてきた大きな目標です。物事に対する深い洞察力と鋭敏な判断力を身につけた、将来に発展の可能性を秘めた人材、これこそ本校でいう「個性的な写真家」なのです。その育成に最大の努力をかたむけてゆく方針は、いまだ変わらず現在のカリキュラムに受け継がれています。
2年制から5年まで。学びかたにあわせて選べる4つの学科
東京綜合写真専門学校には、学びかたにあわせて、4つの学科が用意されています。
写真芸術第1学科:
朝から夕方にかけて、時間をかけて、じっくりと写真に向き合う昼間3年制の学科です。写真を専門的に、かつ総合的に学びたいひとに最適な学科です。この学科では1年次で基礎を学び、2年次に応用力を身につけ、3年次では多くの時間を、ゼミや演習を通した作品制作にあてます。
写真芸術第1学科BASIC:
「写真芸術第一学科」の1年次と2年次のカリキュラムで構成された昼間2年制の学科です。基礎から応用までじっくり取り組む一方で、はやく社会のなかで写真に携わりたいひとに最適です。
写真芸術第2学科:
すでに社会に出ているひとや、より集中したカリキュラムでの受講を希望する人に向けた、夕方から夜の時間を利用した2年制学科です。
研究科:
3つの学科の修了生、またはすでに写真を学んできたひとに向けた学科です。作品制作と写真家との対話を通し、自らの表現力、そして作家性をより高めていきます。
長期履修制度:
全ての学科には、長期履修制度があり、週5日通うことができない場合でも、長期の履修計画を提出することにより通常の修業年限を超えて必要単位を修得し卒業することができます。また、「科目等履修生」制度を利用して他学科の授業の受講も可能です。このシステムを利用することで、例えば週に2日通学し4年ないし5年かけて卒業するなど、仕事を持ったまま学ぶことや自身のライフスタイルに合わせた就学が可能となります(長期履修には年間の単位数に応じた授業料の他、別途学籍維持費がかかります)。