東京綜合写真専門学校

写真芸術第2学科

写真芸術第2学科 1年目

凝縮した時間が、糧になっていく一年間です

1日3時間の時間内に効率的に組まれた教養科目と
実習・演習で集中的に基礎の力を養います。
短時間で吸収する主体的な取り組みが必要です。

写真芸術第2学科は、一日あたりの授業時間が、写真芸術第1学科の半分の3時間です。短い時間のなかでより効率的に写真を学んでくためのカリキュラムが組まれています。
講義科目は月曜日に設定され、写真を取り巻くさまざまなメディアへの知識を深めていきます。近代芸術としての写真、その隣接領域への知識を得ることによって、表現としての写真の社会的役割を理解していきます。
さまざまなバックグラウンドや経験の異なる同級生の間で、最初は戸惑うこともあるでしょう。しかし、そうした時期を過ぎ、仲間とのコミュニケーションが始まれば、写真を学ぶ充実した時間がうまれてきます。
短期間で写真を学ぶとき、生活やほかの学業や仕事などと両立させるための時間のコントロールが必要になってきます。課題の提出が求められ、一日の時間を写真が浸食していきます。無理せず、自分のペースを探っていきましょう。自分のペースがつかめたら、集中した写真の勉強が可能になってきます。
「写真表現基礎」では、写真というメディアの性質について学びます。メディアへの認識を深めるためには、基礎的な技術を学びつつ同時に知識を得るという方法が有効だからです。手と体で覚えつつ、頭で理解し組み立てていきます。深い経験と知識をもった講師のサポートにより、自分が目指していく写真の方向が見えてくるでしょう。
写真芸術第1学科同様に、基礎技術の習得の過程で得られる写真への原理的理解、同級生と触発しあうことで磨かれていく感受性のアンテナ、写真の愉しさ、奥深さを再発見してください。

講義科目

写真史通史、日本映画論など

実習科目

写真表現基礎、デジタル写真、フィルム写真、合評演習など

Q&A

入学時に必要な機材を教えてください。
マニュアル操作の可能なデジタル一眼レフカメラ(フルサイズを推奨しています)が必要です。単焦点の標準レンズを推薦しますが、標準域をカバーするズームレンズでも代用可能です。ノートパソコンも必要です。(映像の基本でソフトであるadobe CCがインストールされていることが必須)。本校ではマックブックプロを推奨しています。他には、撮影データの保存に使うポータブルストレージなどが必要となります
留学生は写真芸術第2学科に入学できますか?
写真芸術第2学科は夜間に授業を行う課程です。「留学」の在留資格を取得できないため、留学生の受入を行っていません。留学生は写真芸術第1学科、写真芸術第1学科BASICのみ受け入れています。

写真芸術第2学科 2年目

厳しさを乗り越えてこそ、目標が近づいてきます

技術および表現の両方のゼミを履修します。
その一方で卒業制作を進めながら、
プロとして旅立つために必要な
全課程を一気に駆け抜けます。

2年目になると、作品制作指導を行う「写真表現演習」、技術系の「スタジオワーク」、「フォトレタッチ」など実習授業はすべて、少人数による授業となります。
「写真表現演習」の指導には、第一線で活躍している写真家を講師として招いています。技術系の実習には、それぞれの専門分野のプロフェッショナルが講師として指導に当たっています。講義系の授業は、月曜のみとなり、実習系の授業に週4日をあてますので、学生各自がそれぞれの目的に向けて必要な授業を選択することになります。
本学における写真教育の柱は、写真家としての自覚と批評精神を育むということにあります。考えること、技術の上に立って、何をなすべきか、どこに向かうべきかをみずから判断していくことこそが、より長い年月写真と関わり続けていけることになると考えているからです。
現在進行しているデジタルテクノロジーによる技術の簡略化は、より特殊・高度な技術への差別化と、撮影以前のイメージの構築の比重を大きくしています。
2年目では、写真が写真であることの魅力をベースとして、表現という領域の自由さを求めていきます。卒業までの最後の一年間、複数のゼミナールに参加することによって、それぞれの講師の経験豊かな指導を受け続けていくなかから、一人ひとりの進むべき道が見えてくるはずです。
学生主体の卒業制作展は、美術館など公の場所での展示、2年間の総決算としての体力勝負となるでしょう。
写真芸術第2学科と卒業制作展は、会場レイアウトから、各自の展示面の決定、プレス資料の作成といった、写真展実行に必要な流れを実際に経験する最後の授業です。
そしてこの卒業展が、卒業後に向けての最初の一歩となるはずです。
また、最終学年として、卒業後の進路指導を行う「キャリアサポート」がカリキュラムに組まれ、そこで就職に必要なスキル、コンペ・就職活動に必修アイテムである「ポートフォリ」制作など、写真界へのデビューの為のカリキュラムが用意されています。

講義科目

写真作家研究、視覚文化論など

実習科目

写真表現演習、スタジオワーク、フォトレタッチ、合評演習、ポートフォリオ制作指導、展示計画指導、卒業制作指導など

Q&A

                  

Q.フィルムカメラは必要ですか?
「フィルム写真」や2年目での選択科目の「モノクロ暗室」など、一部の授業においてはフィルムカメラでの撮影が必須なので、学生1人1人に35ミリ一眼レフカメラを貸与しています。自分の作品を銀塩で制作したい人などは自分でカメラを持つことが望ましいですが、入学時には特に必要ありません。
貸出し用の機材は整備されていますか?
特殊なレンズやフィルムカメラ、大型中判カメラ機材については、貸出し用を用意しています。暗室、パソコン、プリンター等も授業で使用していない時間は自由に利用できます。自分のカメラを持ち歩き、撮影することが実力つける近道だという観点で普段使用する基本的な機材については、できるだけ自らで用意することを薦めています。

〒223-0051 神奈川県横浜市港北区箕輪町2-2-32
TEL:045-563-3077 | FAX:045-563-2050